不動産の売買などはフランスではノテールと呼ばれる公証人
に間に入ってもらわなくてはなりません。
現在の田舎の家の前持主が公証人だったので
彼女にお願いすることに...
8/29日 11時30分 凱旋門近くの彼女の事務所で最終契約
ただその前に...
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最後の最後、問題発生...
初めての方は宜しければ以前の記事を読んでください。
* パリで家を売る 1 *
* パリで家を売る 続編2 *
* パリで家を売る 続編3 *
* パリで家を売る 続編4 *
* パリで家を売る 続編5 *
* パリで家を売る 続編6 *
* パリで家を売る 続編7 *
* パリで家を売る 続編8 *
それは、アパルトマンの上の住人の
水漏。
台所の上からでした。
上の階、3階のお宅はお風呂場、以前にも問題があったのですが
前回までは「ごめんなさい。」と丁寧に謝ってこられたので
私達もかなり寛大に対応していたのです。
しかし、今回 ペンキもお化粧直しをして
その状態で確認し仮契約を済ませた後の出来事。
今までの努力は...とリフォームをしたパパにしたら
その脱力感と腹立たしさといったら、
そしてその感情を更にあおるように
上の住人さんの態度が豹変。
保険会社を通して解決しようと書類へのサインをお願いすると
「知らない、サインはできない。」
家族で住んでいたので(息子は上の階の女の子と遊んだことも)
ご主人に問い合わせれば
「このアパルトマンの持主は妻なので僕には何もできません。
彼女に問い合わせてください。」
彼女に言えば
「現在離婚調整中、そんな小さいことでギャーギャーいわないで!!!」
解決はしないけれど、契約日は迫ってくる...
仕方ないのでパパがもう一度直すことに...
水漏れは壁に染み込んでいった水が時間と共に表面に現れて
来るからギリギリまで待って行ないました。
2日前からパリに泊り込みで壁の直し、私もアシスタントとして
壁を剥がした台所の跡片付けや窓ガラス拭き、床磨き....
田舎の家もリフォームしているから工事道具は 田舎からパリへと移動...
濡れて変色してしまった部分の壁を削り落とす
↓
石膏を削った所に埋め込み、削った部分の再形成
↓
ペンキを塗る
(最後は写真を撮る余裕もなくて...)
契約当日 何とか間に合ったけれど誇りまみれの
汗ベタベタでサインする私達でした。
購入者のフランス人青年君も理解してくれて
契約は無事に終了して、アパルトマン全ての鍵を彼に託しました。
しかし彼のスマートなことといったら
契約は仕事の昼休み中に行なって、夕方購入したアパルトマンを覗いたら
その足で3週間のヴァカンスにナポリに向けて旅立つのだそう...
今頃ナポリの海でシャンパン何ぞ飲んでいるかな?
最後の最後かなりドタバタして
思い出に浸って懐かしむ事もなかったから
反対に良かったのかも...
ということで無事?!に
パリで家を売る!フランスの不動産の記事は終了です。
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本日のオマケ画像。
フランスで生活すると何かとお世話になる公証人、
公証人=ノテールの事務所の前には必ずこの印があります。